LPガスとは
LPガスってなに?
LPガスは、Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)の頭文字をとってLPガスと呼ばれています。このLPガスはプロパンとブタンの2種類があり、一般家庭で使用されているのはプロパンガスと呼ばれています。
LPガスは液体の状態で貯蔵し・配送され、使用時には約250倍の体積のガスになって消費されます。
また、LPガスは本来無色無臭ですが、漏れたガスを感知できるように、玉ねぎの腐ったような臭いがつけてあります。
クリーンエネルギー
LPガスの燃焼時のCO2排出係数は、原油を1とした場合指数換算で0.86となり、ガソリンや灯油など他の石油製品と比べて約10%少なくなっています。これはLNG(天然ガス)を含めた化石燃料の中でもトップクラスの環境性能を持っています。
LPガスと都市ガスの違い
表1:被災三県における各インフラの供給不能戸数の推移(推計含む)
図1:国家と民間の貯蓄量(日本LPガス協会HPより)
LPガス設備の管理責任
LPガス設備の管理責任は、「供給設備」については販売店(ダイネン(株))に、「消費設備」についてはお客様にあります。ガスメーターの出口からガス器具までの「消費設備」については、 日常の点検・維持管理を普段LPガスを使っている皆さまで行ってください。
LPガスは個別に供給可能な「分散型エネルギー」なので、災害時にガスが遮断された場合も個別に調査・点検を行うことができ、都市ガスや系統電力に比べて相対的に早く復旧させることができます。(表1)
LPガスは、輸入量の40日分(約112万トン)が民間備蓄(民間企業が備蓄しているもの)として義務づけられています。これと国家備蓄(国家が備蓄しているもの)とを合わせると、全体で約252万トン(図1)のLPガスが備蓄され、緊急時のエネルギー源として、避難所や仮設住宅等にも迅速に供給することができます。
災害時での復旧がはやい
(経済産業省:東日本大震災を踏まえた今後のLPガス安定供給の在り方に関する調査 概要版)
(経済産業省HPより)